ヒンダードフェノールヒドロキシル基のo位にtert-ブチル(X = tert-ブチル)とメチル(R =メチルCH3)を持つヒンダードフェノールは、ヒンダードフェノールヒドロキシル基の立体障害をある程度弱めることができます。抗酸化反応の速度を加速し、抗酸化剤の新しい構造に予期しない効果をもたらします。ヒンダードフェノール酸化防止剤のこの新しい構造は、非対称ヒンダードフェノール酸化防止剤と呼ばれます。
ヒドロキシルオルト位にtert-ブチル基とメチル基を持つ非対称のヒンダードフェノール構造は、それ自体を保護するのに十分です。骨格として2–メチル– 6 –第三級ブチルフェノールを含む非対称のヒンダードフェノール酸化防止剤は、ヒンダードフェノール酸化防止剤の一般的な特性を備えているだけでなく、補助的な酸化防止剤の安定性と遮光効果に対する耐性とも調和しています。そのため、従来の対称型のヒンダードフェノールよりも明らかな性能があり、熱酸化用途に適しています。
AN245、AN1790(およびAN2777)、およびAO80は、最も一般的な3つの非対称ヒンダードフェノール酸化防止剤であり、その中でAN245は最も広く低価格で使用されています。
AN 245は、有機ポリマーのフェノール系酸化防止剤を立体的に妨害するのに特に適しています。酸化防止剤として、HIPS、MBS、ABSなどのスチレンポリマー、POM、PAなどのエンジニアリングプラスチック、ポリウレタンの加工や長期的な熱安定性の向上に使用されます。また、PVC重合プロセスにおける効果的なチェーンターミネーターでもあります。この製品はポリマー反応に影響を与えません。耐衝撃性ポリスチレンに使用されるポリ塩化ビニルは、重合前にモノマーに添加できます。
通常の粉末の供給状況に加えて、35%の分散液AN245DWを提供できます。長年の製造経験を経て、当社が製造・供給している分散液は成層化が難しく、PVC重合工程で使用される主な酸化防止剤である粉末よりも分散しやすいです。
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投稿時間:2021年9月13日